下館商工会議所 会頭 関正樹
ごあいさつ
日頃より、下館商工会議所の運営並びに地域経済振興への多大なるご支援を賜り、深く御礼申し上げます。昨今の経済状況におきましては「緩やかな成長」ながら、不確実性と構造的課題の存在が際立っております。世界ではコロナ後の回復が続く一方で、米国の関税や貿易摩擦、政策の不透明さが下振れリスクとして残る中、実質GDP成長率は約3.2%見込と緩やかな成長が続いております。
一方日本では、緩やかな成長が続きつつも個人消費の伸び悩みや外需の不確実性が並存し、日銀は長年の低金利政策からの転換として金利を30年ぶりの高水準まで引き上げ、物価は2%前後で推移しました。政府は大規模な補正予算を成立させ、成長支援策を打ち出したものの、人口減少や財政健全化といった構造的課題は依然として残っています。
私たち中小企業を取り巻く課題も、少子高齢化に伴う労働力人口の減少、経営者の高齢化と事業承継問題、デジタルトランスフォーメーション(DX)の遅れ、最低賃金引き上げや物価高騰による賃上げ圧力とコスト増加など様々です。
昨年、創立70周年を迎えた下館商工会議所といたしましても、中小企業の経営支援、地域産業の競争力向上、観光振興や地域交流の促進といった多岐にわたる施策を通じて、地域経済の活性化に努めてまいりました。特に、デジタル技術の導入支援や人材育成セミナー等は、多くの会員の皆さまから高い評価をいただき、地域内での自己変革の一助となりました。
しかしながら、これら諸課題は、個々の企業のみでは解決が困難であり、産官学の連携を更に強め、地域全体として取り組む必要があり、下館商工会議所はこうした地域課題の解決に向けて、変化する市場環境に柔軟に対応できる企業づくりを後押ししていく所存です。
そして、自治体や教育機関、周辺自治体との広域連携を深化させ、地域が持つポテンシャルを最大限に活かす環境づくりを進めていきます。地域の強みをつなぎ、地域と地域をつなぐネットワークを強化することで、持続可能な成長につながる産業構造の構築をめざしてまいります。
会員の皆さまとの更なる「交流」を図り、一体となって歩んでいくことで、筑西地域はさらなる発展を遂げるものと確信しております。
今後も積極的な各種事業へのご参加とご意見を賜りますようお願い申し上げるとともに、皆さまのご健勝とご繁栄を心より祈念いたします。



